- なかなかコンパイルエラーを直せない人
- いつもコンパイルのエラーに苦しめられている人
せっかくプログラムを書いたのに、コンパイルエラーが出てしまったこと。
そしてそれを解決するのに時間がかかってしまうということはあるのではないでしょうか。
私も以前はそうでした、新人の時はなかなかコンパイルエラーを直すことができず、とても時間がかかっていました。
今回はそんなコンパイルエラーにお悩みの人に向けて、どうすればコンパイルエラーを素早く治すことができるのかを説明していきたいと思います。
冷静にコンパイルエラーの内容を読むことが大切
コンパイルエラーを直すのに時間がかかってしまう理由は、エラーの内容を読んでいないことにあります。
この現象はプログラミングを習い始めの人に多いのですが、エラーが出てもエラの内容をあまり確認せず、やみくもにソースコードを変更してしまっています。
これではなかなかコンパイルエラーを修正すること出来ませんし、時間もかかってしまいます。
コンパイルのエラーはほとんどが英語で表示されるので、読みたくないという気持ちもよくわかります。
ですがしっかりと読めば必ずエラーの原因にたどり着くことができます。
そして自分で解決したコンパイルエラーは自分の中に蓄積されるので、次に同じようなエラーが発生した場合に素早く解決することができます。
大体の場合、コンパイルエラーに詳細が書いてある
1 2 3 |
gcc: error: test1.c: No such file or directory gcc: fatal error: no input files compilation terminated. |
例えばこのようなコンパイルエラーが発生したとします。
さてあなたはどうしますか?
エラーが出てしまって焦っているだけではコンパイルエラーを解決すること出来ません。
よくエラーの内容を観察することが大切です。
今回の場合であればNo such file or directoryと書かれているので、何かを見つけることは出来なかったのだと言うことがわかります。
そして次に、何が見つからなかったのかを探してみるとtest1.cが見つからなかったのだということが分かります。
結果としてコンパイルを行うディレクトリを間違えている、入力したファイル名test1.cが間違っているという推測を立てることが出来ます。
これらのエラーの内容は中学校で習うような簡単な英語力でも読むことができます。
ですが大量にエラーが出ていたりすると、完全に戦意喪失してしまいコンパイルエラーの内容を読む気が失せてしまうのです。
その気持ちは私も痛いほどよく分かります。
コンパイルのエラーが出てしまうと、
「あ、もう無理だ、、」
というような気分になってしまって、諦めムードになってしまうと思います。
ですがそれをグッと我慢してエラーの内容を読んでみて下さい。
必ず解決への糸口を見つけることが出来るはずです。
検索すれば大体解決出来る
先ほども書いたように焦らずに、落ち着いて英語をひとつひとつ読んでいことが大切です。
そうすれば必ずコンパイルエラーを解決することができます。
ですがなかなか英語を読んでも解決できないエラーというのも存在します。
1 2 3 4 5 |
test.c: In function 'main': test.c:4:2: error: stray '\343' in program 縺・ ^ test.c:4:2: error: stray '\201' in program test.c:4:2: error: stray '\202' in program |
例えば 上のようなエラーが発生してしまった場合、エラーの内容だけ見てもエラーの意味は分かりにくいです。
そういう時はインターネットで検索しましょう。
当たり前ですが、全て検索するのではなく、一部分だけを抽出して検索します。
検索するときに気を付けて欲しいのが、検索するキーワードは純粋なエラーの部分だけを検索する方がヒットしやすいです。
今回の場合だと、
1 2 |
test.c: In function 'main': test.c:4:2: error: stray '\343' in program |
この部分を検索キーワードに入れても、正確な答えはなかなか得ることは出来ないでしょう。
その理由として、test.cと’main’と’343’の部分は人それぞれのソースコードによって異なるからです。
検索するときに必要なのは、出来るだけ自分と同じような状況の人を見つけることが大切です。
ですので、人によって出力されるエラーの内容が異なる部分は、検索するワードに含めない方が多くヒットします。
経験を積めば自然と解決出来るようになる
なかなか経験を積んでいないうちは、パターンが蓄積されていないので時間がかかることもあると思います。
ですが様々なコンパイルエラーを直しているうちに、
「こういう時はこうすれば治る」
「前も同じようなエラーが出たので、ここを修正すればいいはずだ」
ということが必ず分かってきます。
そうした積み重ねが自分の中に蓄積されて、ドンドンレベルアップすることが出来るのです。
直したコンパイルエラーの数だけあなたのスキルとなるのです。
ですので、コンパイルエラーを恐れずにたくさんソースコードを書きましょう。
そしていっぱいコンパイルエラーを出しましょう。
まとめ
コンパイルエラーは慣れないうちはなかなか修正するのに時間がかかると思います。
ですが、冷静に落ち着いて一つ一つエラー内容を読んでいけば必ず解決出来ます。
そして、慣れてしまえば次からは楽に修正することが出来るので、初めは辛いかもしれませんが今我慢すれば後々絶対に楽になります。
プログラミングをやっているからにはコンパイルエラーからは逃れることは出来ないので、少しづつでいいので頑張って上達していきましょう。
ここまで読んでくださってありがとうございました。